2019年夏にて、戦姫絶唱シンフォギアシリーズ第5期「戦姫絶唱シンフォギアXV」が放送開始されました。
あわせて本OP曲である「METANOIA」も公開。各所で絶賛されている曲ですが、自分のなかでは引っかかていることがあります。そんな話。
youtubeでフル尺できけますので未視聴の方はどうぞ。
水樹奈々「METANOIA」MUSIC CLIP(Full Ver.)
他ブロガー様や、レビューサイトを拝見すると
・ヘヴィだ!
・アグレッシヴだ!
・ミクスチャーロックだなんて新しい水樹奈々だ!
のような感想が多く見られます。私も同意することがありますが、疑問に思うところもあります。
これってヘヴィか?
これ、ヘヴィだと思います?私としてはいわゆる現代邦楽ヘヴィに近い感覚です。率直に感じた最初のイメージはSiMですね。
SiM - KiLLiNG ME (OFFICIAL VIDEO)
でも自分の中のヘヴィって
CHILDREN OF BODOM - Sixpounder (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
こういうイメージなんですよね。もう時代についていけないおじさんかもしれません。
この二曲を選んだ意味はちゃんとあります。実は共通点があって、それはギターのチューニングがDrop Cというところなんです。やっぱりこのチューニングって難しいって思うわ。
Drop Cというギター界の大罪
metanoiaはシンフォギア楽曲では珍しくギターを基軸に作られています。1期OP Synchrogazerはシンセメインに作られた結果、ギターがそれに合わせて7弦になってるぐらいギターの順位が低かったです。
で、今回5期OPは「今までと似てない曲を作ろう」ってなったらしく、そうなるといままであまり目立ってないギターをメインにして、かつヘヴィにしよみたいなことになったらしい(ニコニコ大百科より)
「ん~ヘヴィか~…とりあえずチューニング下げるか~
やっぱここはDrop Cやな!」
ってなったと思います。多分。
それであのリフなんですが、
あのリフ、ヘヴィと思う?
私は思いません。どことなく邦楽イケイケロックのアレに感じます。
愚痴るだけではただの居酒屋なので、ギタリスト的に考察します。
なぜDrop Cにするのか?
そもそもDropの考えって「低い音ほしいけどこれ以上全弦さげるのはな~~、そうだ!6弦だけ下げて妥協しよ!」
なんですよね。だってレギュラー調律のまま全弦下げるほうが運指も変わらなくていいじゃない。で、下げたらテンションなくなるから、太い弦を張ればいいじゃないというおれの考えなんですが、最近思ったことがあります。
もしかして太い弦って、人気ない?
弾きづらいんでしょうか。ええ、多分弾きづらいです。正確には、太い弦って鳴らし辛いと思います。ツーステップふんでるヒョロガリには難しいでしょうね。私はメタボなので余裕です。
つまり、弦をあまり太くしないで音を低くできる限界が、「Drop C」なんだと思ってます。ロングスケールで10-52ぐらいでしょうか。この程度の太さならいろんなギタリストが本チューニングで弾くには困らない範疇だと把握してます。
めでたくギリギリまでギターで音を低くできるDrop Cを採用したところで、音作りに入りましょう。
ダウンチューニングの音作りって、ガチで難しい
ギタリストなら一度経験したことあると思います。レギュラーチューニングでダイムバック・ダレルも真っ青なゴリゴリ音作りをしたあと…ダウンチューニングで挿したら
「あれ…?なんか全然ちがうな…歪まない…GAINあげるか…ピョーーーーー!!!!!(ハウリング)」
ダウンチューニングって
マジで歪まない
なんでかしらんが
マジで歪まない
ダウンチューニングで歪ませるのって、相当なノウハウいります。そのノウハウが、この曲にはないなぁって感じます。「おまえみたいなメタラーは相手にしてないんじゃカス!!!!」って意見はごもっとです。でもどっちつかずなサウンドであることは間違いないと思っています。特に 2:56~ のブレイクダウンのところとか顕著です。
以上でヘヴィであることに関しての言及でした。
その他感想
・途中で男性ラップ入ってるのは?
別ににいいんじゃない。流行ってそうだし。個人的には
邪魔。蛇足。
・DrumがCrossfaithの人なんだって!!!
そう…
ではどこがいい曲なのか?
やっぱ水樹奈々ってめちゃくちゃ歌うめえなって思うわけ。
いやもうシンプルにうめえわ。きいたわかるわこんなん。
そんなヘヴィ()とか言うならお前が弾けよ!!!
弾きました。よりヘヴィになったと思う(小並)
再生数伸びてないのは気にしているのでコメントでいじめないでください。